「もし今、大きな地震や台風が来たら」。
小さな子どもがいると、その不安は人一倍ですよね。
赤ちゃんや小さな子を連れての避難は、
大人だけのときとは、必要なものも動き方もちがいます。
この記事では、流山で子育てをする家庭に向けて、
乳幼児の備蓄を具体的な商品名まで、
そして子連れ避難のポイントを、
流山市と各メーカーの情報をもとにまとめました。
完璧を目指さなくて大丈夫。
まずは一つ、備えを進めるところから始めましょう。
自宅はどの災害に弱い? まず知っておく
備えの第一歩は、「自分の家がどの災害に弱いか」を知ることです。
流山市は、地震・洪水・内水・高潮・土砂災害の
ハザードマップを公式サイトで公開しています。
江戸川や利根運河、坂川が近いエリアもあり、
水害や浸水のリスクは、地区によってちがいます。
自宅がどの災害で、どのくらい浸水する可能性があるか。
一度見ておくだけで、「逃げるか、家にとどまるか」の判断が、
いざというときに早くなります。
液体ミルクは何を選ぶ? 缶と紙パックの使い分け
家庭全体の基本は、水が1人1日3リットル、食料が1人1日3食。
そのうえで、赤ちゃんには専用の備えがいります。
まず用意したいのが液体ミルクです。流山市も備蓄品に挙げています。
理由は、お湯も消毒もいらず、そのまま飲ませられること。
断水や停電でお湯が用意できない災害時に、これは大きな安心です。
選ぶときは、「缶」と「紙パック」の使い分けがポイントです。
- 缶タイプ(家の備蓄向き)…明治「ほほえみ らくらくミルク」(120・200ml)。丈夫な缶で、専用アタッチメントを付ければ缶から直接飲ませられます
- 紙パックタイプ(持ち出し向き)…グリコ「アイクレオ 赤ちゃんミルク」(125ml)。軽くて避難袋でかさばらず、常温でそのまま飲ませられます
缶は賞味期限が長め(明治の200mlで約1年半)なので、家の備蓄に。
紙パックは軽いので、持ち出し袋に——という使い分けが便利です。

量の目安は、最低3日分。缶なら6本以上あると安心です。
あわせて、洗わずに使える使い捨ての哺乳びんや、
液体ミルク用の使い捨て乳首も用意しておくと、
消毒ができない状況でも困りません。
おむつ・水・食べ物、どれくらい備える?
おむつは、思っている以上に必要です。
赤ちゃんは1日に7〜8枚使うので、
最低3日分、できれば1週間分で50〜60枚をストックしておきましょう。
お尻ふきも多めに(体を拭いたり、掃除にも使えます)。
食べ物と水は、月齢に合わせて用意します。
- そのまま食べられるパウチの離乳食・ベビーフード
- 赤ちゃん用のおやつ(ハイハインなど)
- 赤ちゃん用の水(やわらかい軟水)
- 乳幼児用の経口補水液(和光堂「アクアライトORS」)。発熱や下痢での脱水に備えて
これらも、少し多めに買って使ったら買い足す、
ローリングストックにしておくのがコツです。
(子どもの成長は早いもの。おむつのサイズや食べ物の月齢は、
点検ついでに見直しておくと、いざのとき慌てません)
そしてもう一つ、意外と大事なのが、
大人の「好きなもの」を少し備えておくことです。
災害時は、親自身も強い不安のなかで過ごします。
お気に入りのお菓子や飲み物が一つあるだけで、
張りつめた気持ちが、ふっとほぐれることがあります。
(※ただし、夜中につまみ食いしてしまわないように)
持ち出し袋には、何を入れる? (保存版チェックリスト)
いざというとき、迷わずすぐ持って出られるよう、
乳幼児用のものは一つの袋にまとめておくと安心です。
このリストを目安に、家にあるものから詰めていきましょう。
- 液体ミルク(紙パックが軽い)・使い捨て哺乳びん・使い捨ての乳首
- 紙おむつ・お尻ふき・おむつ用のごみ袋
- 赤ちゃん用の水・パウチの離乳食・赤ちゃん用のおやつ
- 経口補水液・ふだんの常備薬・保険証と母子健康手帳のコピー
- 抱っこひも・着替え・タオル・子どもの靴
- お気に入りのおもちゃやぬいぐるみを一つ(避難先での安心に)
これに、大人用の防災グッズ(懐中電灯・モバイルバッテリー・簡易トイレなど)と、
さきほどの「好きなお菓子や飲み物」を足せば、ひとまず形になります。
一度詰めてみると、足りないものが見えてくるのではないでしょうか。
どこに、どう逃げる?
いざ避難というとき、行き先は市の指定避難所・避難場所です。
ハザードマップや市の防災ページで、
自宅の近くのどこが開くのか、確認しておきましょう。
ただ、避難所へ行くことだけが避難ではありません。
ハザードマップで自宅が安全だと分かっていれば、
住み慣れた家にとどまる「在宅避難」も、りっぱな選択肢です。
人の多い避難所は、小さな子には感染症やストレスの心配もあります。
家にとどまるなら、水・食料・簡易トイレの備えが、いっそう大切になります。
市内には福祉避難所も21か所あります。
ただし高齢者や障害のある方など、要配慮者向けの施設で、
一般の人が直接行く場所ではありません。
避難で困りごとがあるときは、避難先や市に相談してみましょう。
持ち物とは別に、子連れならではの「動き方」のコツもあります。
- 両手が空くよう、抱っこひもで避難する(市の備蓄リストにも入っています)
- 水害のときは、暗くなる前・雨がひどくなる前に、早めに動く
- はぐれたときのために、子どもの服や持ち物に名前と連絡先を書いておく
災害時、情報はどこで受け取る?
流山市の緊急情報は、流山市公式LINEで受け取れます。
(以前の「安心メール」は令和7年3月で配信を終了し、
いまはLINEが案内の中心になっています)
友だち追加しておくと、地震・台風・洪水などの避難指示や、
緊急地震速報(Jアラート連携)が届きます。
スマホに入れておくだけで、
「知らなかった」を減らせるのではないでしょうか。
今日、一つだけやるなら
備えは、完璧でなくて大丈夫です。
今日できる小さな一歩を、一つだけ。
- ハザードマップで、自宅と近くの避難所を見ておく
- 流山市公式LINEを友だち追加する
- 液体ミルクとおむつを、少し多めに買っておく
どれか一つでも動いておけば、
いざというときの安心が、確実に増えます。
子どもを守れるのは、日ごろのひと手間ではないでしょうか。
子どもの急な体調不良については、
夜間・休日の救急ガイドにまとめています。
流山の子育て情報は子育て情報まとめへどうぞ。
※この記事は2026年8月時点の情報をもとにしています。商品の容量・賞味期限などの仕様は変わることがあるので、購入時に各メーカーの表示をご確認ください。備蓄品・避難所・情報配信の方法などは、いざというときは流山市の防災ページや各種ハザードマップで最新をご確認ください。