保育園が決まって、ほっとしたのもつかの間。
次に待っているのは「家から園まで、毎朝どうやって通う?」という現実です。
流山で保育園に通う家庭なら、一度は突き当たる悩みではないでしょうか。
その答えとして流山市が用意しているのが、送迎保育ステーションです。
市自身が「全国でみてもユニークなサポート」として紹介する、この街の子育ての看板制度。
仕組みと使い方を、市の公式情報をもとに整理しました。
どんな仕組み?
ひとことで言うと、「駅前で預けると、バスが保育園まで連れて行ってくれる」制度です。
- 朝: 駅前のステーションに朝7時から子どもを預けられます。バスは8時ごろに出発し、9時までに市内の各保育施設へ登園
- 夕方: 16時ごろに園を出発したバスが、17時までにステーションへ帰着。保護者は18時までにステーションへお迎え
つまり保護者の送り迎えは、「駅前まで」で完結します。
駅までは行くのに、園は自宅から反対方向——
そんな遠回りの毎日をしている方も多いのではないでしょうか。
通勤で駅を使う家庭なら、出勤のついでに預けて、帰りに迎える動線が組めるということです。
朝だけ・夕方だけの片道利用もできます。
どこにある?
市内の2つの駅前にあります。
| ステーション | 場所 |
|---|---|
| おおたかの森送迎保育ステーション | 流山おおたかの森駅東口すぐ、商業施設「ライフガーデン」内 |
| 南流山送迎保育ステーション | 南流山駅A2出口から徒歩1分、パティーナ南流山1階 |
おおたかの森は東口を出てすぐ。
南流山は駅の出口から徒歩1分。
どちらも「通勤の途中に寄れる」駅前の立地です。
料金は?
いちばん気になるのは、ここではないでしょうか。
月額2,000円+利用1日につき100円です。
かりに月20日使ったとすると、2,000円+2,000円で月4,000円。
バスでの送迎が毎日ついてこの金額は、率直に言ってかなり思い切った価格設定だと思います。
なお18時を過ぎるお迎えは、併設保育施設の延長保育扱いとなり別途料金がかかります。
延長は最長で、平日20時・土曜18時30分までです。

写真はイメージです
誰が使える?
条件は大きく2段階あります。
利用できる理由(いずれかに該当)
- 自宅から保育施設まで500メートル以上離れている
- 仕事などの事情で、園の開所時間内の送迎がむずかしい
- 緊急のやむを得ない事情で一時的に送迎が困難
お子さんの条件(すべて必要)
- 市内の認可保育施設に入所している満1歳以上
- 自分で荷物を持って歩ける
- バスの中で座っていられる
- 送迎の対象園に在園している(一時保育は対象外)
- 保育標準時間認定を受けている
「どの園でも使えるわけではない」点だけ注意が必要です。
送迎の対象になっている園かどうかは、申込み前に確認しておきましょう。
申込みはどうする?
利用を始めたい月の、前月5日までに申し込みます(4月開始分は別日程)。
電子申請か書類の郵送で申し込み、面接を経て、利用承諾通知書が届く流れです。
申込書は市のサイトからダウンロードできます。
提出先は各保育所(園)・各送迎ステーション・市役所保育課のいずれでも受け付けています。
問い合わせ窓口は、流山市こども未来部 保育課(電話 04-7150-6124)です。
ちょっとした背景の話
この制度、実は新しいものではありません。
おおたかの森駅前は2007年、南流山駅前は2008年から動いていて、もう20年近く続いています。
始まった目的は、待機児童の解消。
令和6年度の実績では、バス7台がおよそ100名規模の登録児童を送迎しています。
派手なニュースになる制度ではありません。
でも、駅前と園を結ぶバスが20年近く、毎朝走り続けている——
この「淡々と続いていること」自体が、流山が子育て世帯に選ばれる理由のひとつなのだと思います。
※この記事は2026年7月時点の流山市公式サイトの情報(令和8年4月1日更新版)をもとにしています。料金・時間・条件は変わることがあるため、利用の際は市の公式ページ「送迎保育ステーションのご案内」で最新情報をご確認ください。