流山でお店や会社を始めた方、これから始める方へ。
まず知っておいてほしい制度があります。
「小規模事業者持続化補助金」と、それに対する流山市の独自の上乗せ支援です。
「補助金って、なんだか難しそう」と思った方も多いのではないでしょうか。
仕組みは意外とシンプルなので、数字から先にお見せします。
どんな制度?
持続化補助金は、小規模な事業者の「販路開拓」の費用を、
国が一部補助してくれる制度です。
ホームページの制作、チラシ、看板、店舗の改装。
「お客さんに知ってもらう・来てもらう」ための出費が対象になります。
流山市が特徴的なのは、国の補助に市が独自に上乗せをしていること。
組み合わせると自己負担が大きく軽くなる場合があり、
これは近隣の市には見られない、流山で商いをする人ならではの環境です。
たとえばどれくらい?
制度の内容は公募回ごとに変わるため、断定はできません。
ただ直近の枠組みでは、国の補助率(2/3)に市の上乗せが重なることで、
対象経費の実質的な自己負担が6分の1程度まで下がるケースがあります。
市の上乗せは「国の補助金の交付確定額の1/4」です。
かかった経費の1/4ではなく、国から出た金額の1/4。
ここを取り違えると計算が合わなくなるので、先に押さえておいてください。
たとえば60万円のホームページ制作なら、こうなります。
- 国から 2/3 で 40万円
- 市から その40万円の1/4で 10万円
- 自己負担は残りの 10万円
初めてこの計算をしたときは、さすがに「市の本気」を感じました。
ただし、うまい話には端っこがあります。
国の補助には上限額(通常枠で50万円)があるので、
「6分の1」が成り立つのは経費がだいたい75万円あたりまで。
そこを超えると国の補助が頭打ちになり、自己負担の割合はじわじわ上がっていきます。
(あくまで一例です。対象になるか・いくら補助されるかは、公募要領と審査で決まります)
なお、50万円はあくまで「通常枠」の上限です。
インボイス特例で+50万円、賃金引上げ特例で+150万円と、
条件を満たせば、上限は最大250万円まで広がります。
開店してすぐの時期は、内装や仕入れでお金が出ていくばかり。
「お店を知ってもらうための費用」を6分の1で済ませられるかどうかは、
最初の1年の体力をかなり左右するのではないでしょうか。
気をつけたいこと
- 市の上乗せは「国に採択されたあと」の話。市の要綱では、国の補助金の採択を受けて交付額確定通知が届いた市内事業者が対象です。まず国に通らないと、市の出番は来ません
- 国の「小規模事業者」には、従業員数の上限があります。商業・サービス業で常時使用する従業員5人以下、製造業その他・宿泊業・娯楽業で20人以下が目安です
- 市内に主たる事業所があること・市税の滞納がないこと。これも市の上乗せの条件です
- 申請には準備期間が必要。経営計画書(様式2)や、商工会議所が発行する様式4の取得が必要で、締切直前の駆け込みは間に合わないことがあります
- 採択までは時間がかかる。申請してから結果が出るまで数ヶ月かかるのが普通で、「今すぐ作りたい」場合には向きません
- 補助は後払い。いったん自分で支払ってから、あとで補助分が戻ってくる仕組みです
次の公募スケジュール
第20回の公募は、2026年11月5日に受付開始、12月15日締切の予定です。
様式4の発行依頼は12月4日まで。
準備には1〜2ヶ月みておくのが安心なので、
使いたい方は9〜10月ごろから動き始めるのがおすすめです。
数字とスケジュール、ひとまとめ
見返せるように、要点を一つの表に。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度 | 小規模事業者持続化補助金+流山市の上乗せ |
| 国の補助 | 補助率2/3・上限50万円(通常枠。特例で最大250万円) |
| 市の上乗せ | 国の交付確定額の1/4 |
| 第20回の締切 | 2026年12月15日(様式4の依頼は12月4日まで) |
| 相談先 | 流山商工会議所/流山市 商工振興課(04-7150-6085) |
(金額・上限・締切は公募回や審査で変わります。必ず公式でご確認を)
まず相談するなら、どこ?
相談の入口は、流山商工会議所です。
申請に必要な様式4の発行元でもあるので、どのみち必ずお世話になる場所。
開業したら早めに顔をつないでおくと、心強い存在になってくれるのではないでしょうか。
流山で商いをする人向けの情報は、商い・お店の記事一覧にもまとめています。
※この記事を書いた合同会社Owliceは、流山市おおたかの森でお店のホームページ制作とGoogleの店ページの手入れをしています。補助金を使った制作のご相談も受けているので、その立場で書いていることは先に開示しておきます。そのうえで、制度そのものの相談先は商工会議所が確実です。
※この記事は2026年7月時点の公開情報をもとにしています。市の制度は流山市小規模事業者持続化促進補助金のページが一次情報です(2026年7月時点で、市のページには補助上限額と受付期間の記載がありません)。制度の内容・スケジュールは変わることがあるため、実際の申請にあたっては流山市と流山商工会議所で最新の公募要領を必ずご確認ください。